みなさん、こんにちは。

早いもので先週の東京出張から１週間。
実は東京帰りに、大阪で食事をしてきました。

集まるのは２年ぶりかな、
以前もブログに載せた記憶がしていますが、北摂地域の開業医４人組です。
私以外は消化器内視鏡クリニックの院長で、腕利きの名医として知られ、地域から絶大な支持を受けておられます。
私が最年長でアウトローな存在ですが、王道を突き進むみんなの活躍は本当に嬉しく、誇らしいですね。

最近の消化器開業医事情や有益な情報を聞き、刺激を受けました。
消化器内視鏡医としても、
技術的な高みを目指しながら、
そして、微力ながら地域医療のために貢献できるように頑張ります。

多汗症治療『ワキ・ボトックス』

▮ワキ・ボトックスとは…

まず、ボトックスとは…

ボツリヌス菌（細菌）から産生される「A型ボツリヌストキシン」と呼ばれる毒素を医療に応用した製剤の総称です。
ボトックス製剤は安全性に配慮されており、副作用がほとんどないのが特長です。
美容医療においても、表情ジワの改善や脇汗改善、痩身などに利用されています。

ワキ・ボトックス注射とは…

ワキに直接注射し、過剰な発汗を抑える治療法として、かなり以前より知られている治療法です。
A型ボツリヌストキシンが神経の働きを弱める効果を持っています。
脇に注入することで脇の神経細胞の働きが弱まり、アセチルコリンが減少することによってエクリン汗腺を刺激しなくなり、
汗をかきにくくなると言われています。

ボトックス注射の効果は、
2～3日ほどで効果があらわれ、6ヶ月程度効果が持続するといわれています。

一番汗をかきやすい夏本場前の5月～7月に、多くの方が治療を受けられます。
反対に、厚着や暖房により汗が多くなる冬場に受けられる方も多く、
いずれにしても脇汗の不安もなく快適に過ごすことができることによって、生活の質が上がることが期待されますね。

 

▮当院のワキ・ボトックスのメリットとは…

◎極細針使用により痛みの心配が少ない
◎施術時間は10分程度と短い
◎ダウンタイムが短い
◎傷跡が残りにくい

当院では、アイスノンで冷却しながら痛みを軽減された状態で注射します。
さらに32Gという極細針を使用しますので、穿刺痛がかなり抑えられます。
もちろん、痛みに弱い方のために表面麻酔クリームも使用できます（麻酔料金別途5,000円いただきます）ので、
不安の大きな方はお気軽にお申し付けください。

極細針使用により内出血のリスクが抑えられることも大きな利点となります。
細い針穴ですので翌日になれば傷跡もほとんどわからなくなります。

▮ワキ・ボトックスの効果持続期間は？

ボトックス注射は2～3日ほどで効果があらわれ、
6ヶ月程度効果が持続するといわれています。

一般的な施術の頻度は4～6カ月といわれていますが、
当院では、汗が出始める5月から6月にかけて、毎年決まった時期に年に一度受けられる方が多い印象です。
ボトックス注射は短い期間に複数回体に注入しても効果は変わりませんので、
夏と冬のどちらに効果のピークを持ってくるか、みなさま各自で見定めたうえで、
効果を持続させるためには適度に間隔を空け、
適切な量のボトックス製剤を注入するのが良いでしょう。

▮ワキ・ボトックスの副作用は？

基本的に脇のボトックス注射は副作用のリスクが少ない方法ですが、
注射に伴う内出血や腫れ、赤み、痛み、つっぱり感、熱感などの症状が現れることがあります。
またボトックスによるアレルギー症状として、
しびれや倦怠感、かゆみ、蕁麻疹のような副作用が現れることもあると表記されています。

これらの症状は数日で治まることが多いですが、
数日経っても症状が改善しないことがあれば、院長までご相談ください。

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