みなさん、こんにちは。

連休最終日、みなさまのGWはいかがでしたでしょうか。

GW後半3日間ほどお休みをいただきました。
ＧＷ序盤は大雨が降ったりで天気が良くなかったのもstay  homeには追い風となりましたが、
我慢もここらで限界、
天気が良くなった後半は、近場で一泊だけしてきました。

最近は自然に触れる機会が少なくて、草木を間近で触れることがなかなかなかったもんですから、
新緑がこんなにも鮮やかで力強くて香しいことを、忘れかけていました…
こんな窮屈な時期だからこそ、深呼吸してみも気持ちも開放させてあげなければなりませんね。

そうなんですよ。
そもそも、アナウンスがあまりに下手すぎるんですよ。

大阪府、兵庫県下の市民病院などの大規模病院の一部は、野戦病院と化し大変な状況となっています。
通常病棟の一部がコロナ病棟への転換を迫られ、集中治療室もすべてコロナ対応となり、他の重症患者が入れない異常事態です。
最前線で働く医療従事者は、過酷な状況で頑張ってくれています。

しかし、感染症と無関係の科も存在します。
当該科では、患者数減少のあおりを受け、持ち場をコロナに「取られ」たために、仕事が無くなり暇にしている医師も少なからず見受けられます。
僕が内視鏡検査をしている横で、暇そうにネットサーフィンをされている光景は、コロナによる『院内格差』を如実に表しています。
市中の診療所・クリニックも、同様です。
コロナ対応をしていないほとんどの医療機関は、若干の患者数減少がみられるものの、
万全の感染対策をしっかりしていますので、患者数をむしろ伸ばしていますところも多く見られます。

かくいう当院も然り。
診療時間・予約枠を削減していますが、通常営業をしています。
コロナ治療に貢献できていないやるせなさに自問自答しながら、過ごす毎日です。

こうした不公平感は、医療現場内にも存在します。
医療機関の経営悪化の影響を受けるのは、非常勤医師も同じです。
周りの医師がどんどん退職を迫られていき、私自身にも及んでこないか、これまでにない危機意識を持っています。
部署間、医師間でも『院内格差』による不平不満が鬱積しています。
ギスギスした雰囲気は、非常勤の私ですら敏感に察知できます。

こうした状況では、一部の政治家方の言葉は全く響くはずもありません。
上から押さえつけるような発言は、長期戦で疲れ切った人々の心に反発心を生むだけです。

ジンリューヨクセー、イリョーホーカイ、云々…

毎日お決まりのフレーズが溢れています。
メディアは外食・行楽は悪、旅行は極悪、と煽りながら、
経済状況悪化の責任は政府の無策と権力批判に終始する、という自己矛盾にはほとほと呆れてしまいます。

変異株の感染力、重症化率は本当に恐怖です。
大阪府の病院勤務している親しい先輩医師も、
「初めて外来診察が怖いと思った」
と、これまで強気一辺倒だった先生とは思えないような弱気な発言をしています。

感染しに旅行に出かけるような人はいません。
国民総マスクは、『他人を見ればコロナと思え』、の象徴だと思います。
家族友人同僚以外は敵だと思え、の意思を明確に示しています。
某都知事さんのように『ダメ、ダメ、ダメ』一辺倒で押さえつけるのはもはや限界です。

大阪府知事さんのように身を粉にして必死で訴えても伝わらない非常事態。
戦時下のように国民を団結させ、士気を高めるような発言が、なぜトップからできないのでしょうか。

私には不思議でなりません。

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