美容皮膚科宝塚ヒルズクリニック

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#0297 美容クリニックとは、なんなんでしょう?

みなさん、こんにちは。

みなさまご自身、
ご家族、ご友達の方々、お元気にされておられますか?

僕はこの一年ではもっとも絶好調といえるくらい、
元気にやっています。

ただ、みなさんと同じで、
気分は冴えませんね。

非常事態宣言下、私生活では完全自粛な生活を強いられています。

それでも、
自粛することなく仕事を続けられる僕たち医師は、
本当に恵まれています。

『いつ感染するかわからない最前線で働いて、大変ですね』
『患者さんのために頑張ってくださいね!』

みなさんから、
たくさんお声をいただいています。

もちろん、
美容皮膚科医というより、
消化器内科医師としての僕を心配してくれていることは、重々理解しています。

それがわかるだけに、自問自答します。
美容皮膚科っていったいなんだろうか。
医師として本来あるべき使命を、僕は果たしているのか。

残念なことに、
美容クリニックには、たくさんお客さんが来て、美容バブルになっている、
という一部報道も目にすることがあります。

ホンマなんでしょうか?
真実なら、そんなことがあってもいいんでしょうか??

美容外科でも使っている清潔ガウンや手袋、消毒などなど。
コロナと戦っている最前線の医療機関に送るべきじゃないですか。

消化器内科医として、僕がお世話になっている総合病院、個人クリニック。
発熱外来では、
マスクはもちろん、ガウンが足りなくて、
なけなしの在庫でやりくりしているところも多くあります。
自作のゴーグルを作っているところもあります。

それこそ、無防備の、丸裸の状態で、
いつ感染するかもわからないコロナと闘う毎日。

宝塚ヒルズクリニックでは、
そういった器具機材はほとんど使用しないので、直接ご迷惑はかけていないと思っています。
アルコール消毒もネットなどを通じて個人で仕入れています。

それでも、
美容医療を続けることに、
とてつもない、ジレンマを感じています。

でも、
『クリニックで施術してもらうことで、何とか人生のモチベーションを保つことができます』
『これだけが唯一の楽しみなんです』
と、多くの方にお越しいただいています。
クリニックを閉めようかとも思いましたが、意外にキャンセルされる方も少なくて、少々ビックリしています。

素直に喜んではいけませんが、大変ありがたいです。
美容皮膚科の存在意義を再認識させていただけるみなさまには、
感謝、感謝でございます。

だから、
『当院は、スーパーマーケットよりは断然安全です!』
など、炎上覚悟で開き直ったりしています。
やはり、笑いを入れていかないと。

ということで、
予約は絞り気味ですが、
これまで通り、元気に明るく診療を続けていきます。
どうぞよろしくお願い致します。