美容皮膚科宝塚ヒルズクリニック

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#040 いただきもののワイン

みなさん、こんにちは。

今日から4月ですね。
花曇りの一日でしたが、雨の桜も風情がありますね。

やっぱり春は心地よい。
1年中春だったらいいのになあ、とは思いますが、そういうわけにもいかない。


2015.4.1  Hibarigaoka, Takarazuka

僕が医師になったのは18年前。

消化器外科医として、8年
消化器内科医に転向して、10年

美容と出会って、7年

医師としてのキャリアは消化器専門医としての方が10年以上長いんですね。
これは、医師を辞めるまで変わらないのでしょうけど。

当院に来られた方はご存じですが、僕がクリニックを不在にしている時は、たいていが、他の病院で消化器内視鏡医として仕事をしています。どちらかっていうと、今でも内視鏡医としての方が比重が大きいんですけど。

美容はすごく奥が深いし、むずかしい。

病気の治療をするわけではないので、治療に正解がないことが多い。いわば白黒つかない、勝敗のない、グレーゾーンで勝負しているようなものです。美の価値観は個々で異なるからです。治療指針というような、いわゆる基準がないんですね。
僕にとってはうまくいった、と思っていても、お客さまにはそうでなかったり、または、その逆だったり。

経験を積んでいくにつれ、美容の奥深さがわかってきて、面白くなってきているし、反対に怖さを感じることも多くなってきました。

内視鏡の仕事は、ストレスという点においては圧倒的に少ない。
体力的な負担は大きいのでしょうが、精神的には全く疲れません。

消化器内視鏡の仕事は、病気か否かを診断し、ポリープなどの『できもの』があれば切除すればいいだけなので、白黒つけやすいのです。適切にやると合併症はまず起こりません。同じことを18年もやっていると、身体は反射的に動いてくれますので、精神的に余裕が出ます。その分、検査中の患者さんにいかに楽に受けてもらえるか、配慮することができます。その気持ちが患者さんに伝わると、感謝の気持ちをいただくことが多くなります。

「とっても楽でした」
「もう終わったんですか」

すべてがうまく回っていきます。

残念ながら、美容では、まだ「その域」に達していないんでしょうね。
お客さまにはよろこんでいただくことが多くなりましたが、
本当にこれでいいんだろうか、と。

心の底から満足するところまでは至りません。
まだまだ未熟なんでしょうか。

おひとりでも多くの方に心から満足していただいて、僕自身も自信を持って心から喜べる、そうなれるようにいっそう精進してまいりますので、よろしくお願いいたしますm(__)m

先日、内視鏡をさせていただいた先輩の先生からワインをいただきました。

いつ開けようかな。